029-836-8044
【営業時間】平日10:00~18:00(土日は応相談)
2025/01/6
冬休み最終日に初釜があり、行って参りました。
新年を迎えて初めてお釜をかけることから『初釜』と呼ばれ、生徒さんが一同に集まりお茶の初稽古をします。
床間には、淡々斎の掛軸『竹に上下の節あり』が飾られ、豊穣飾りも毎年素晴らしく、年神様が快く来てくれそうです。
おめでたい懐石料理の数々を堪能し、お菓子を頂戴しました。
お正月の主菓子と言えば、花びら餅です。両端に出ているのはゴボウの甘煮です。歯固めの儀式の名残があるらしく、歯が丈夫だと長生きできると考えられていました。
手前座のお棚にあれ?と感じた人もいるのでは?
真台子ではなく、竹台子になっています。この水指を使うよう後ろの方の声があったようで、鱗柄のようですが、私には色鮮やかな蛇柄に見えました。
この水指を使うなら、竹台子となります。
建水の中に蓋置が無く、取りに行った先生がなかなか戻って来ず心配していたら、帛紗の上に蓋置を乗せて入室されました。
蓋置を神社でご祈祷して頂き、使うまで触らないよう神棚に祀り、取りに行っていたのだそうです。
このようなお茶会は境先生にしか出来ないと思いました。
大満足の初釜でした。